TW3・マルグリート(c14146)のキャラblogです
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「……寒。」
多層都市の中で、どれだけ空に近い場所でも、やはり冬は冬。
暖かな日差しと言っても、冬の寒さをほんの少し和らげる程度にすぎない。
高層の屋根の上は風も強い。
元より薄い着衣では寒気を凌げない。
先程より摂取している酒が、どうにか体を温めてくれているが。
けれど、寒さを凌ぐ為に自室に戻る気はなかった。
酒場に行く気にも無かった。
僅かでも、知った顔がいる可能性のある所には行きたくなかったのだ。
今は、いつもと同じようにいれる自信が、ない。
「我ながら、厄介な性格よね。」
いつからだろうか。
人前で泣かなくなったのは。
物心ついた頃には、既にそうなっていた気がする。
年下の子供達が多くいる中で、年長の自分が泣く訳にはいかなかったからだ。
どうしても泣きたい時は、皆が寝静まった頃に頭まで布団を被って泣いたものだ。
10を超える頃には、それすらもしなくなった。
今だってそうだ。
泣かない為に、酒に逃げてる。
「……寒。」
泣かない為に、誰にも見つからない場所で一人酒。
多層都市の中で、どれだけ空に近い場所でも、やはり冬は冬。
暖かな日差しと言っても、冬の寒さをほんの少し和らげる程度にすぎない。
高層の屋根の上は風も強い。
元より薄い着衣では寒気を凌げない。
先程より摂取している酒が、どうにか体を温めてくれているが。
けれど、寒さを凌ぐ為に自室に戻る気はなかった。
酒場に行く気にも無かった。
僅かでも、知った顔がいる可能性のある所には行きたくなかったのだ。
今は、いつもと同じようにいれる自信が、ない。
「我ながら、厄介な性格よね。」
いつからだろうか。
人前で泣かなくなったのは。
物心ついた頃には、既にそうなっていた気がする。
年下の子供達が多くいる中で、年長の自分が泣く訳にはいかなかったからだ。
どうしても泣きたい時は、皆が寝静まった頃に頭まで布団を被って泣いたものだ。
10を超える頃には、それすらもしなくなった。
今だってそうだ。
泣かない為に、酒に逃げてる。
「……寒。」
泣かない為に、誰にも見つからない場所で一人酒。
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