TW3・マルグリート(c14146)のキャラblogです
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
一座に拾われる前やその直後のことは、ほとんど覚えていない。
けれど拾われた日のことだけは、とてもよく覚えてる。
あの日はとても寒い日で、雪が積もっていた。
ボロ布のような服で、しかも裸足。
足の裏から熱を根こそぎ奪われる為、立つことすらままならない。
少しでも寒さをしのぐ為に、皆で団子のように固まっていた。
運が、良かったんだと思う。
皆が『人』でなくなって、私ももう少しでそうなるところだったんだから。
一人、一人、また一人と返事をしなくなっていった。
最後に残ったのは私だけ。
でも、すぐに皆と同じになる。
そう思ってた。
そしたら、大人達の声が聞こえた。
私たちに声をかけているようだった。
気のせいだと思った。
ここの大人達が、私たちに声をかけるはずなんてなかったから。
大人が私の顔を覗き込まれ、ようやく気のせいじゃないと分かった。
首元に手を当てられて、そのまま抱き上げられた。
一体何が起きてるのか、さっぱり分からなかった。
「この子は生きてる!」
私を抱き上げた大人が叫んだ。
皆を見ていた、他の大人達がわらわらと周りに集まってくる。
彼らは口々に「よかった」と言った。
訳が分からなかったし、意識は朦朧としていたけれど
自分はまだ生きれるんだということは、はっきり分かった。
そして。
皆とは、もう、一緒にはいれないんだということも。
けれど拾われた日のことだけは、とてもよく覚えてる。
あの日はとても寒い日で、雪が積もっていた。
ボロ布のような服で、しかも裸足。
足の裏から熱を根こそぎ奪われる為、立つことすらままならない。
少しでも寒さをしのぐ為に、皆で団子のように固まっていた。
運が、良かったんだと思う。
皆が『人』でなくなって、私ももう少しでそうなるところだったんだから。
一人、一人、また一人と返事をしなくなっていった。
最後に残ったのは私だけ。
でも、すぐに皆と同じになる。
そう思ってた。
そしたら、大人達の声が聞こえた。
私たちに声をかけているようだった。
気のせいだと思った。
ここの大人達が、私たちに声をかけるはずなんてなかったから。
大人が私の顔を覗き込まれ、ようやく気のせいじゃないと分かった。
首元に手を当てられて、そのまま抱き上げられた。
一体何が起きてるのか、さっぱり分からなかった。
「この子は生きてる!」
私を抱き上げた大人が叫んだ。
皆を見ていた、他の大人達がわらわらと周りに集まってくる。
彼らは口々に「よかった」と言った。
訳が分からなかったし、意識は朦朧としていたけれど
自分はまだ生きれるんだということは、はっきり分かった。
そして。
皆とは、もう、一緒にはいれないんだということも。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
Marguerite
性別:
非公開
カレンダー
最新コメント
ブログ内検索
P R